slöjd cirkulär -「めぐる」手しごとのための道具
salviaとKoba.worksとのコラボレーション企画
「slöjd cirkulär -めぐる手しごと-」は、
スウェーデン語の“slöjd(スロイド)=手仕事”と“cirkulär(サーキュラール)=循環”を組み合わせた言葉。
なにもないところから、手を動かし、道具を選び、素材を集める。
その過程そのものが、地球や暮らし、環境をめぐる旅になる。
今あるものを見つめ、必要なものだけを選び、自らの手で作る。
そんな手しごとが、日々を彩り、暮らしを豊かにしてくれる。
手しごとは、単なる作業ではなく、
わたしたちの暮らしをやさしく豊かに整える、デザインそのものなのです。
ちょうど1年ほど前、koba.worksのエリカさん、ぺーテルさん達とはじめた、手しごとの道具をめぐるプロジェクト。
お二人からのステキなご提案により、世界に一つしかないニードルハウスとバンド織キットが出来上がっています。
制作の経緯や行程をご紹介します。


2025年1月、フィーカのためのおやつに、ぺーテルさんお手製のリンゴのケーキを持って、お二人がセキユリヲの家にやって来ました。
※フィーカ(Fika)
スウェーデンのおやつ時間。1日に2~5回あり、同僚や友人、家族とリラックスしコミュニケーションを深めるための時間のこと。

セキの愛猫ウメちゃん。ぺーテルさんの弟が編んだという「ものさし」柄のマフラーが気に入ったようです。
美味しいケーキとお茶をいただきながら、会話が深まります。
そんな中で、せっかくsalviaとコラボレーションするなら手しごとのための道具を作ってみたいと見せていただいたのが、


それぞれ自作した、ぺーテルさんはベルルスコーニ元首相をモチーフにしたバンドグリンド(バンド織編むためのゲート部分)と、
エリカさんはアザラシが横たわっているような形をしたニードルハウス(フィンランドのサーミ族に伝わる針を収納するケース)。
どちらもとってもユニークです。
そして、salvia用にと、バンドグリンドはお魚を、ニードルハウスは家や灯台をモチーフにしてはと提案してくださいました。
ニードルハウスの灯台は、実際にスウェーデンに建っている形のもあります。


バンドグリンドで試しに編んでみます。




サイズや形状について、どんな風にすれば使いやすいかを詳細に確認します。
でも、バンドグリンドがこんな風に近づいてくるので、つい笑ってしまいます。

その後、何度かの確認作業を経て、ニードルハウスにはsalviaスタッフが制作したカード織りが施されて、二つの手しごとのための道具が完成しました。

Koba.worksが、フィンランド・サーミのニードルハウスを
木製の美しく小さな、家や灯台の形に仕上げてくださいました。
そこに、salviaで製作したスウェーデンのカード織りを
針を納める部分とストラップにし、カード織を引いて
上下にスライドさせることで針が収納できるものです。

サーミの人だけでなく、昔は針しごとが日常の暮らしにありました。
世界中に、持ち運べて身に着けられる針ケースがさまざまあったようです。
サーミではトナカイの皮や骨で作られていましたが、
ここ北海道のアイヌの人々は木製のものを持っていたようです。
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針のケースとしてだけでなく、チャームとしてカバンにつけたり
棚に置いてインテリアとしてもお楽しみいただけます。

スウェーデンのバンド織をつくるためのバンドグリンドと呼ばれるゲートと、シャトル、バンドロックのセットです。
サルビアのスタッフが、グランマストールに使用しているコットンウールの生地で作りした収納袋もついています。

バンドグリンドはお魚の形。
江戸時代に書かれた魚の絵をモチーフにしており、すべて違うお顔に仕上げられています。
横糸を通すためのシャトルも、糸を通しやすい形状で滑らかに削られています。
すべてが手で作られている、手しごとのための道具です。
他にもオンラインSHOPにて、Koba.worksの定番アイテムをご紹介しています。
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